2009年2月25日水曜日

ハルフウェイ。

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日曜日、だんなさんが夕方から仕事だというので
じゃぁ、それまでデートしようってことで
有楽町にある
シネカノンで映画ハルフウェイを観てきました。
今話題の「おくりびと」も観たかったのだけど
まぁ、席が予約できる劇場でみた方がいいということで。

北川悦吏子映画初監督作品で
岩井俊二と小林武史がプロデュースしているハルフウェイ。

主題歌のSalyu「HALFWAY」がそうとう良い曲。

北海道のロケーション場所が素敵な場所で
映像も透明感のある美しいもので
岩井俊二さんプロデュースだなって感じ。
あとキャストも良かった。
エンドロールの映像だけなんか違った。

ちなみにシネカノンも、
小さくてこじんまりと落ち着いた劇場で好き。

話自体は、大学進学で離ればなれになるであろう高校生カップルの
卒業前の揺れ動く、切ない想いを描いた恋愛のお話。

私からすると昔に過ぎてしまった、青春のある一時期の物語。
なんだか、少し切なくなるような優しくなるような

そんな映画だった。

いろんなものを期待して観る人には
もの足りなさを感じるかもしれないけど
だんなさんと二人で、良かったね〜。と
しばしお互いの青春時代に思いをはせた。

思い返すと、自分のあまりの幼さに泣きたくなる。
自分のことしか考えてなかった。
後悔はしてないけど、後悔じゃなく反省・・ただ切なくなる。

高校や大学の時の思い出は、
仕事帰りの電車の中、窓をぼーっとみてる時とか
実家に帰って、犬の散歩をしながら風に吹かれてる時とか
一人で歩く帰り道、しんとした空からふっと落ちてくるように
唐突に、前触れもなく思い出されてしまうものだけど
歳を重ねるごとに、その思い出が
切実さとか張りつめたものを少しずつ失っていって
おぼろげな優しいものへ変わっていくのを感じている。

大人になった今、高校生とかの恋愛とか恋心をみると
純粋で、キラキラしてて輝いてていいなぁって思う反面。
大変だなぁ、もうしたくないなぁ。とも思う。

でもやっぱり人生には、
純粋でキラキラしていた時期があった方がいいのだろう。
それをいつかなくしてしまったとしても。

その後は、銀座をぶらぶらした。
久しぶりに、新富町のほうまで歩く。
昔働いていた会社が、新富町にあったので馴染みのある場所。

その道すがら、よくネットでチェックしている
「13th floor」さんの実店舗「StoneFlower」へ寄り道。
なかなか素敵な品揃えで・・・
二人で悶絶。でも給料日前だったのでなんとか自制。

お茶したり、ギャラリ−寄ったり、買い物したりしながら
ぐるっと築地から銀座から新橋まで歩く。
こんなデートは久しぶりな気がする。
ずっとこんなふうに一緒に歩けたらいいな。

そういえば、今日はイッタラ銀座にオリゴのデザイナーさんが
来日してサイン会してるのよね。
雨降りでなきゃ行くのになー。

イッタラ銀座から、けっこう近いとこの会社にいるだんなさんに
サイン入りのもらってきて。とムチャぶりしてみたけど
サインはいらないよ〜。恥ずかしいよ〜。って言われちゃった。

きっとリサ・ラーソンのサインだったら飛んでくくせに・・・